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レスリング耳の秘密

レスラーの肉体
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レスラーの身体的特徴といえば耳の形ですよね。
まるでギョウザのように少し、はれた形をしています。
同じくグラウンド系競技を行う柔道家も同じ耳をしています。


これは中央大学レスリング部出身の総合格闘家 桜庭和志さんの本です。
表紙の写真を拡大しますと
ギョウザ耳

確かに耳の上部から中部にかけて腫れていて、ギョウザのように見えなくもありません。

ギョウザ耳や柔道耳とも言う

この耳を一般的に、ギョウザ耳もしくはカリフラワー耳とも呼びます。
個人的にはカリフラワー感はないのでその例えはどうなのか、と思いますが・・・

ちなみに柔道耳とも呼ぶことはあっても、残念ながらレスリング耳とは言わないようです。

でも悔しいので記事のタイトルを「レスリング耳」にしました。

というわけで以下むりやり「レスリング耳」と呼ぶことをお許しください。

レスリング耳ができるまで

正式な医療用語では耳介血腫(じかいけっしゅ)と呼びます。

激しい練習で相手の体やマットに耳をこすり続けていると、次第に内出血を起こして耳が、はれてきます。
(レスラーの間では「耳がはれる」ではなく「耳がわく」という表現をします。確かになんとなく分かる気がします)
それを長期間繰り返してるうちにだんだん固くなってしまってギョウザのような状態になってしまうのです。

治療方法としては注射器で血を抜きます。
しかしレスリングを続ける以上、耳が固まることは避けられず、次第に変形して戻らない状態になってしまうようです。
進行すると手術が必要になります。

レスリング耳を防ぐヘッドギア


これを防ぐためにはかつてはヘッドギアもしくはイヤーガードというものがありました。
これで耳をすべて覆うことによってレスリング耳を防ぐわけですね。
しかし昔の映画のレスリングのシーンではよくかぶっているようなんですが、最近とんと見かけません。

↓夫(昭和プロレス好き)情報追加です。

専修大学レスリング部出身のプロレスラー中西学さんはデビュー当時(2000年頃)、アマレス出身アピールのため、ヘッドギア着けてプロレスのリング上がってたよね

https://www.nikkansports.com/battle/photonews/photonews_nsInc_202002200000929-2.html

選手に聞いたところ、ずれないように強く固定しなければいけないのですが、そうするとヒモが首に食い込んで苦しいことが多いので結局使わずに止めてしまうそうです。
確かに販売はされているようなのですが、練習中を含めて着用している選手をみたことがありません。

レスリング耳の良いところ

中にはこの耳の形をハードなトレーニングの勲章だと思っているレスラーや柔道家もいるそうです。

ちなみにある選手いわく、体格のいい人に会って顔を見たときに耳がレスリング耳だとすごく親近感が湧くそうです。

もちろん第一声は「何(の格闘技)やってました?」

個人的意見ですが確かにレスリング耳が似合っている風貌の選手っているんですよね。
彫りの深い野獣系と言いますか。

うん、例えば日本大学レスリング部出身の総合格闘家 藤田和之さんとかそうだよね。

https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=80373562

逆にホスト系の顔立ちの人には、残念ながら似合わないと思います。

女性のレスリング選手はそれほど気にならない人が多いです。
目立っていないということは、こまめに医療処置をしてるんでしょうか。

ある選手に聞くとイヤホンは耳に入らないし、ヘッドフォンをつけても少しずれるので、スピーカーでしか音楽を聴けないのが面倒と言ってました。
この話は正直私自身も半信半疑なので、もしかすると彼の持ちネタなのかもしれません(笑)

あと初めて行くレスリング会場にバスに乗らなきゃいけないときは、耳の潰れた人を探して、ついていくといいです。
よく埼玉県で開催される全日本社会人選手権に行く時に、私はこのテクニック使ってます(笑)

最後にアマレスキャラの芸人、アマレス兄弟によるギョウザ耳の歌をどうぞ(ギョウザ耳のことがよく理解できます)

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