川井梨紗子選手はここがすごい!

試合レポート

今回は川井梨紗子(かわいりさこ)選手について語ります。

両親がアマレス選手で妹の川井友香子選手も世界選手権で銀メダルを取っているというレスリングのエリートです。

川井梨紗子の戦績

戦績は以下の通り。

オリンピック

金 2016 リオデジャネイロ 63kg級

世界選手権

金 2017 パリ 60kg級
金 2018 ブダペスト 59kg級
銀 2015 ラスベガス 63kg級

2018年から2019年にかけて伊調馨選手と死闘を繰り広げてきました。

2018年12月の天皇杯での伊調選手との闘い

2018年12月の天皇杯で川井梨紗子選手は伊調馨選手と戦いました。

天皇杯レスリング全日本選手権2018 女子57kg級 決勝

試合の内容はこちらの記事をお読みください。
2018年天皇杯決勝伊調選手 対 川井梨紗子選手の試合レポート

川井選手はやりづらかったと思います。

私を含めマスコミや世間の多くは伊調選手のオリンピック5連覇に期待しているのです。
そんな空気を、日常からそして試合会場ではより強く感じていたはずです
その重圧をはねのけてこの舞台まで勝ち上がってくるには、たとえオリンピック金メダリストとはいえ想像を絶するものがあったでしょう。

私の座っている観客席の真下がちょうど選手の取材エリアでした。
試合後ここで選手がインタビューを受けます。

奇跡の逆転勝ちを収めた伊調馨選手の周りには、試合後、何重にも記者や関係者が取り巻いています。
一方そこから3メートルくらい離れた場所では川井選手が妹の川井友香子と抱き合って泣いていました。
私は真上から勝者と敗者の明暗を見ていました。
この明暗はもしかすると逆だったかもしれないのです。
勝負の神様のほんの気まぐれでこんな残酷な結果になってしまいました。

おそらく川井選手の関係者以外は、次の明治杯も伊調選手の勝利を願っていることでしょう。
実は内心私もそうでした。
泣きじゃくる川井選手に心を痛めながらも、伊調選手の勝利を心のどこかで願っているのです。

2019年明治杯での伊調選手との闘い

2019年の決勝も伊調馨選手対川井梨紗子との決勝でした。
川井選手はここで負けると、世界選手権出場の可能性が亡くなる、つまりオリンピック代表になる可能性がほぼゼロになります。

試合の内容はこちらをお読みください。
2019年明治杯 決勝伊調選手 対 川井梨紗子選手の試合レポート

レスリング全日本選抜選手権 女子57キロ級決勝

試合結果は川井選手が逃げ切って勝ちました。
試合後のインタビューでは、メンタル面の強化を口にしていました。
確かに試合中は終始一歩も引かない構えで、それが功を奏したのでしょう。

これで天皇杯、明治杯でそれぞれ一勝一敗となり、世界選手権出場は2週間後のプレーオフ対決に持ち越されました。

2019年プレーオフでの伊調選手との闘い

明治杯からたったの2週間後、和光市体育館で伊調選手と川井選手のプレーオフが行われました。

この勝者が世界選手権出場権を得る、つまりオリンピック代表に一番近い存在になります。

2019/7/6/レスリング世界選手権 代表決定戦‼️

すごい熱戦でした。
3-3の同点で試合終了。

しかし川井選手がビッグポイント(より得点の高い技)を決めていたために川井選手の勝ちとなりました。
正直に言うと私は伊調選手を応援していたので残念です。
でも川井選手はいろんな重圧の中、勝ったのです。
誰も結果に文句はないでしょう。

まずは世界選手権での活躍をお祈りしています!

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