今回はレスリング会場に設置しているスコアボードの見方について解説します。
レスリングの試合会場には大きなスコアボードが用意されています。
昔は手でめくるタイプのものもあったようですが、今は大きなモニターにコンピューターをつないで表示されていることが多いです。
いろいろなタイプがあるのですが、その画像に解説の文字を入れてみました。
ちょっとスコアボードの写真が粗いのですが、観客席からスマホで撮るとこれが限界でして・・・
申し訳ありません。
①~⑧まで順番に解説していきます。
①どの階級か
レスリングは10の階級にわかれており、どの階級の選手が戦っているかが表示されています。
(参考記事:レスリングの階級(体重別)って分かりづらいので、分かりやすく解説します。 | レスリングファン)
②第何試合か
その階級の試合番号が表示されます。
日本レスリング協会のサイトには試合進行表が当日掲載されるので、私はそれを印刷して試合会場に持参しています。
そんなイカれたマニアには(笑)この表示はありがたいです
③何回戦か
得点方式の○回戦以外にも「準決勝」や「決勝」などが表示されます。
④と⑥ 得点
これはわかりますよね。その色のユニフォームを着た選手のそれぞれの得点です。
⑤ 残り時間
レスリングの試合は
3分+休憩30秒+3分
で行われるので、残り時間が表示されます。
(参考記事:レスリングの試合時間 | レスリングファン)
また残り10秒になると百分の1秒単位の表示に切り替わることが多いです。
⑦ 大学名と選手の名前
ユニフォームには選手名が入っていないので(ただし青山学院大学レスリング部は選手名を入れている)選手の名前を知る手がかりはこれしかありません(笑)
⑧パッシブの表示
パッシブというのは詳しくはルールに関する記事をお読み頂きたいのですが
レスリングのルールを初心者にもわかりやすく解説します | レスリングファン
消極的と判断された選手に与えられるペナルティみたいなものです。
日本レスリング協会のルールに
パッシブのコールは明確にする必要がある。(例えば電⼦機器・スコアボード等)
と表記されています。
よく間違っていることが多い(苦笑)
スコアボードの表示って、事前にPCに入力されたデータをスタッフが呼び出していると思うのですが、よく間違っていることがあります。
さすがに名前が間違っているときは選手が気づきますが、試合番号や「準決勝」や「決勝」の表記が間違っていることはよくあります。
準決勝なのになんでみんな盛り上がってるんだろう?と不思議に思っていたら、実は決勝だったということがこの間東日本学生秋季新人選手権でありました。
グレコローマンかフリースタイルかの表記もあると助かる
グレコローマンとフリースタイルってなに?という方はこちらの記事をどうぞ
フリースタイルとグレコローマンの違いと魅力 | レスリングファン
大会によってはグレコローマンとフリースタイルの試合が4面のマットで同時進行しているときがあり、ぱっと視線を移動させた瞬間、
「あれ?グレコだっけフリーだっけ?」
ということがたまにあります。
足にタックルしてたらグレコだとわかるんですが、上半身組んでいるだけだと瞬間的に判断つかないんですよね。
というわけで、グレコかフリーの表記があるタイプのスコアボードの時は助かります。
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