「レスリングとレスリング観戦の何がすてきなのか」
をお伝えします。
私がこのブログで一番伝えたいことです。
選手がカッコイイ!
コアな格闘技志向のファンの方には申し訳ないのですが、私がレスリングに夢中になったきっかけは選手がカッコイイ!からなのです。
体格がカッコイイ!
選手の皆さんは、基本的に肩の筋肉と背中の筋肉が発達してウエストが引き締まった逆三角形の体系です。
体重制限があるので、体脂肪がギリギリまでに削り落とされた細マッチョの肉体の方が多いです。
身体能力がカッコイイ!
大学の部活で活動しているスポーツ選手なので身体能力が高いのは当たり前なのですが、
特に試合前に行われる準備運動の時にありえない動きを見せます。
頭のてっぺんとつま先だけをマットにつけたまま体をあらゆる方向にブリッジさせたり(360度ブリッジと言うそうです)、目にも止まらない速さでマット上スレスレでタックルの動きを繰り返したり、日常生活で人間が見せない動きです。
試合よりも試合前の練習の動きを見ている方が、私は好きなくらいです。
おしゃれ過ぎない
当然選手は今時の学生さんで、ハンサムな青年もたくさんいらっしゃるのですが、サッカー選手まではチャラチャラしていません。
(サッカー選手の方申し訳ありません。私の偏見です。<(_ _)>)
レスリング耳があるのでピアスは論外だとしても、長髪や茶髪はほとんどいません。
どうも茶髪とか長髪すぎると審判の印象が良くないらしいから、控えめにしているという噂があります。
その適度なおしゃれ加減が、自分好みです。
若い!
ちゃんと数えたことはありませんが社会人の選手よりも学生の選手の方が明らかに多いです。
つまり選手がフレッシュで若いのです。
これは社会人になってから活躍し続ける場が限られている(一部の企業を除くと、学校の先生か自衛隊体育学校か警察ぐらい)ことが大きいと思うのでそれほど喜んでもいられないのですが、常に選手が初々しいというところは個人的に高評価です。
いろんなタイプがいる
レスリング選手と言うと、小柄で細マッチョでというイメージがあるかもしれません。
私もかつてはそう思っていました。
このイメージを持たれるのは、おそらくオリンピックで日本の軽量級の選手が活躍していることが原因だと思います。
でも国内は130km超級まで階級があります。
そのため国内の試合会場では180cmを超えるプロレスラーのような体格から、まるで力士のようなぽっちゃり形の選手までいろんな体型の選手がいます。
自分の好みの選手を見つけてください。
お気に入り選手が強くなっていく喜び
ミーハーで申し訳ないのですが、私は選手を強い弱いではなく、カッコいいかカッコよくないかで好きになってしまいます。
必ずしもハンサムだからいいというわけではなくて、いわゆる面構えが良くて好きになる選手もいます。
好きになったかっこいいけど弱い選手が、たまに勝ったりして強くなっていく様子を見るのはうれしいです。
このあたりはAKBのファンと似てるかもしれませんね。
自分の「推し選手」が成長する喜びとでもいいましょうか。
選手に近い
試合会場では、出場まで時間のある選手、試合を終えた選手は普通に観客席にいます。
つまり自分のすぐ近くにいるのです。
これも初期のAKBに近いですね。
「会いに行ける選手」みたいな。
握手はしてもらいませんが。(いや、してくれるんならそれはそれでうれしいのですが)
さっきの試合でギリギリのところで勝ち上がった選手が、自分のすぐ近くにいて、達成感にみちた表情を浮かべているのを見ると
自分も「良かった~」って幸せな気持ちになります。
あと夫(総合格闘技好き)によると、有名なプロレスラーや格闘家も普通に観客席に座っているらしいです。
私は須藤元気さん(当時拓殖大学監督)も最初知らなくて、夫からは「須藤元気くらいは知っときなよ」とあきれられてしまいました。
手に汗握るハラハラ感
レスリングの試合の一番おもしろさって、得点が拮抗しているなか、試合終了時間が迫ってくるときのハラハラ感です。
戦ってる選手の情報を全く持っていなくても見入ってしまいます。
残り20秒でポイント差は2点、投げが一つ決まれば逆転という時に本当にその通りになると歓声を上げてしまいます。
掲示板の表示が0.00秒になるまで気が抜けません。
観戦スキルが上がっていく喜び
試合観戦が100試合を超えてくるころから観戦スキルも上がってきました。
夫は総合格闘技が好きなので最初は夫の方がレスリングに関してもくわしかったのですが、今や私の方がくわしくなっています。
私を尊敬してくれると思いきや、あきれているようです(笑)
この間もある観客席の男性が審判の判定にヤジを飛ばしていて
「態度悪いね」とつぶやいたので
「あの人オリンピックメダリストの〇〇さんだよ」と教えてあげたら
「じゃぁ、しゃーないな」と苦笑していました。
観戦が無料
次の魅力は
「観戦が無料」
です。
毎月日本のどこかで行われている行われる大会は観戦無料です。
予約も必要ありません。
好きな時間にぷらっと会場を訪れて、空いてる席に座って試合が見られます。
お金を払ってレスリングを見るのは2020年の東京オリンピックぐらいでしょう。
国内の2大ビッグイベントである
6月の明治杯全日本選抜選手権や12月の天皇杯全日本選手権も
どちらも駒沢体育館で行われるのですが、入場料無料でした。
(2022年12月追記:2年半ぶりに一般観客を入れた明治杯は有料でした。おそらく感染対策等に費用がかかるからでしょう。)
パンフレットが販売されているし、テレビ局のカメラは入っているし、プロのアナウンサーの試合実況も入るし、大型ビジョンに試合は映し出されるし、ちゃんとしたイベントとして成立しているにもかかわらず、入場料は無料です。
しつこいようですが、もういっぺん言っときましょう。
奥さん!無料です!
レスリングはオリンピック種目のメジャー競技ですが、その割には競技人口や観客動員数は多くないです。
伊調選手と川井選手のビッグマッチがあった2018年12月の天皇杯全日本選手権でさえ、たくさん人が来ていたとはいえ超満員というわけではありませんでした。
さらにアマチュアレスリングというように「アマチュア」を冠する競技です。
そのせいかお金取ってまで・・・という気持ちが運営側にもあるのかもしれません。
だからかつての私のように、散歩がてらぶらっと立ち寄って試合を見て夢中になるという出会いが起こり得るわけですね。
無料だからありがたいという一方で、入場料払っても見に来るというくらい人気が出てくれればうれしいんだけど・・・という気持ちもあって、このあたりは複雑です。
ほどよくメジャーなので話題にできる
相手が誰であってもそれなりに話題にしやすいです。
アマチュアレスリング、アマレス、レスリングいろんな呼び方をされますが、一応どんな競技なのかという認知率は国内100%なのではないでしょうか。
「ああ、あのロープに走るやつ?」「いや、それはプロレス」というやりとりはたまにありますが(笑)
そういう人でも「ほら吉田沙保里選手とか伊調馨選手とか」っていうと、ああ、って理解してくれます。
オリンピック種目で、必ずなんらかの実績を日本選手団は残してくれているというのも大きいです。
オリンピックで認知される前のカーリングなんかは、まずどんな競技かっていうのを理解してもらう前に時間がかかる、という苦労があったはずです。
レスリングにはその苦労がありません。
初対面の人でも、私のマニアックな話を興味をもって聞いてもらえるという素地があります。
そんなわけでレスリング観戦はやめられません!
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